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護国の花道

アジアと共生する8人の識者​たち

· 中国,共助,アジア,日中友好,OneAsia

こんにちは!

榎本澄雄です。

5月20日、土曜日。

今日は、新月です。

2030年にぴったりの本をご紹介します。

『もう中国とは「共助」でないといけない 識者8人の実践と知恵』土屋雄二郎=著(日本僑報社)

https://amzn.asia/d/fKGS2kr

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著者の土屋さんが日中関係に目覚め、

日中友好の一助として8人の識者に取材した本です。

男性・女性、

日本人・中国人、

外交・経済・芸術、

実務家、実業家から研究者まで幅広い分野の専門家にインタビュー。

第1章 おせっかいと笑いで日中、そして世界を幸せにする

高橋 恵 氏(一般社団法人おせっかい協会会長)

 

第2章 「就籍」で中国残留孤児1250人の国籍取得

河合弘之 氏 (中国残留孤児の国籍取得を支援する会会長・弁護士)

 

第3章 映像を通じて日中両国に友好の橋を架ける

張 麗玲 氏(株式会社大富代表取締役社長)

 

第4章 エリゼ条約に倣い、首脳会議、青少年交流の義務化を

瀬野清水 氏 (一般社団法人日中協会理事長)

 

第5章 朦朧の日中、天心の「アジアは一つ」を目指せ

佐藤志乃 氏(公益財団法人横山大観記念館学芸員・東京都立大学非常勤講師)

 

第6章 「温故知新」「大同小異」「未来志向」で日中友好改善を

朱 金諾 氏 (全日本空輸株式会社常務理事)

 

第7章 「砂漠の大画廊」敦煌は日中友好のシンボル

志賀建華 氏(一般社団法人日中平和発展促進会理事長・株式会社遊路社長)

 

第8章 変貌した中国、豊富な財源とスピード感

田邉敏憲 氏 (元尚美学園大学学長・エアロディベロップジャパン株式会社社長)

 

カレッジ成果発表「日中関係と活法合気道の精神」

私の意見を

書籍の内容と合わせてシェアします。

第1章 おせっかいと笑いで日中、そして世界を幸せにする

高橋 恵 氏(一般社団法人おせっかい協会会長)

私も2013年からお世話になっている高橋恵さん。

亡くなられた旦那さんの陳明華さんとも生前、何度かご挨拶しました。

明華さんの祖先にあたる陳寔の故事。

 

「梁上の君子」

泥棒になった理由は貧困にある。

悪をなくすのは罰ではなく徳である。

終わらない戦争も

止まらない犯罪も

徳をもって治めることが大事ですね。

37ページに私の名前が出て来ます。

ぜひ本を手にして、探してみてください。

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第2章 「就籍」で中国残留孤児1250人の国籍取得

河合弘之 氏 (中国残留孤児の国籍取得を支援する会会長・弁護士)

「逆襲弁護士」の異名を持つ河合さん。

大型経済事件や脱原発訴訟のほかに、中国残留孤児の国籍取得を支援しています。

旧満州で高給サラリーマンだったお父さんが、

帰国後、靴屋やホテル、土建会社などで働き、なんとか糊口を凌いだ。

時代も背景も全く違いますが、

私が10年前に警察を辞めた後、

コンビニやスーパー、ホテル、レストランなどでアルバイトしたり、

派遣社員として電話営業の仕事など続けながら、kibiの事業を成長させて来ました。

2022年の日中国交正常化50周年は

残念ながら祝賀ムードにならなかった。

書籍では

ロシアのウクライナ侵攻や日韓関係にも触れていますが、

私は「アメリカが日本と中国、韓国を分断させて得をしている国」だと思っています。

アメリカ頼みの経済、

アメリカ頼みの防衛は

今後、成り立たないと思います。

アメリカに振り回されることなく、

日・中・韓が手を結び、北朝鮮問題や中台問題を解決していくことが重要でしょう。

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国を護り、

アジアの中で共生するために、

日中友好は大きな意味を持つと思います。

第3章 映像を通じて日中両国に友好の橋を架ける

張 麗玲 氏(株式会社大富代表取締役社長)

中国のテレビ番組を放送するCCTV大富。

社長の張さんは、中国人留学生の苦労をドキュメンタリー作品にまとめて来ました。

文化・芸術は

国境や政治を簡単に超えて行きます。

稲盛和夫さんの『生き方』

中国で580万部売れている。

今年は『THE FIRST SLAM DUNK』が中国で公開。

北京大学の体育館で先行上映され、前売り券だけで22億円にのぼりました。

https://www.sankei.com/article/20230420-6YF2BCD6RBMOJLETKAGSNLHUWY/

私が留学していた1996年当時、

北京大学は非常に政治色が強く、

体育館でこんなに華やかなイベントが行われるとは想像できませんでした。

観客は私たち同じく

日本の漫画『SLAM DUNK』を観て大人になっています。

2022年の日中国交正常化50周年は盛り上がりませんでしたが、

こうやって一般市民同士が交流できたのなら、目的は充分に果たせたと思いました。

張さんは日中合作ドラマを構想している。

とても楽しみです。

日本人と中国人の数だけ、ドラマはあると思うからです。

実は前述の陳明華さんが

生前、執筆用に集めていた日中関係の書籍を私が引き継ぎました。

まだ小説を書く練習段階ですが、

日本と中国を舞台にした犯罪捜査を題材に物語を作りたいと思っています。

第4章 エリゼ条約に倣い、首脳会議、青少年交流の義務化を

瀬野清水 氏 (一般社団法人日中協会理事長)

元外交官で重慶総領事などを務めた瀬野さん。

エリゼ条約とはドイツ・フランスの協力条約。

年2回の首脳会議、年4の閣僚会議、年15万人の青少年交流を義務づけている。

人間は、視覚・聴覚だけでなく、

触覚・味覚・嗅覚を共有すると信頼関係が生まれやすいので、

ただ同じ場にいて、一緒に食事するだけでも効果があるでしょう。

日本人と中国人が、

ただ同じ席で食事する。

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そこから始めていければ、

関係は改善できると思います。

第5章 朦朧の日中、天心の「アジアは一つ」を目指せ

佐藤志乃 氏(公益財団法人横山大観記念館学芸員・東京都立大学非常勤講師)

日本の近代美術を研究する佐藤さん。

岡倉天心は『One Asia(アジアは1つ)』を提唱していた。

私は昨年のチャイナフェスティバル、

今年のベトナムフェスティバルなどお手伝いしています。

フェスの運営をしている仲間が One Asiaという人たちです。

https://oneasia.jp

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6月3日(土)、4日(日)は

日越外交樹立50周年記念として

代々木公園でベトナムフェスティバルが開催されます!

http://www.vietnamfes.net/

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岡倉天心は「胆力」を重視していた。

GHQは、

War Guilt Information Programで

日本人の精神を骨抜きにし、愛国心を拭い去った。

米軍が敗戦後の日本を検閲していた記録は、

『閉された言語空間』江藤淳=著(文藝春秋)に詳しく書かれています。

https://amzn.asia/d/c2xcgxi

真の国粋とは、

反中・反韓ではなく、

むしろアジア回帰であることを思い出しました。

第6章 「温故知新」「大同小異」「未来志向」で日中友好改善を

朱 金諾 氏 (全日本空輸株式会社常務理事)

ANA常任理事の朱さん。

チャイナフェスティバルでもお世話になっていると聞きました。

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原因は米中問題、中台問題。

 

2022年の国交正常化50周年は、

10周年、20周年、30周年、40周年と比べて雰囲気は最悪だった。

敗戦後、

日本は実質的に

アメリカの属国であり、独立が出来ていない。

日本はアメリカとも中国とも、

上下関係ではなく、対等な関係に立つ必要がある。

相手と対等な関係に立ち、

お互いのリスペクトを保たなければ、

本当の意味で自分を護ることはできない。

周恩来

「日中両国は子々孫々まで友好していかなければならない」

「2000年の友好、50年の戦争」

50年の節目を越えて、

新たな日中友好は、すでに生まれた気配を感じます。

第7章 「砂漠の大画廊」敦煌は日中友好のシンボル

志賀建華 氏(一般社団法人日中平和発展促進会理事長・株式会社遊路社長)

敦煌出身で旅行会社を経営する志賀さん。

国民性の違い。

思い込みの誤解。

『周恩来と日本』著者の王敏さん。

 

日本は衰退、堕落していると感じる。

日本人が日本人をよく理解していない。

今の日本人は伝統的な躾や美徳を忘れている。

日本人が日本に留まったままだと、

日本の良さも日本人の美徳も理解が難しいと思います。

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私は学生時代にアメリカに短期留学したり、

中国に1年間留学したおかげで、日本の良さがよくわかりました。

留学するまでは、

「日本語は不要、英語と中国語だけあれば良い」

「なぜ、日本は敗戦後、日本語を捨てて英語を公用語にしなかったのだろう」と本気で考えていました。

周恩来は

1917年から1919年、

日本に留学した際、琵琶湖疎水を見学。

 

黄河の治水を成功させた

禹王の精神が日本に継承されていることに深い感銘を受けた。

一度、日本を離れ、

外国の良いところだけでなく、

外国の悪いところ(人種差別や治安の悪さ、マナーやサービスの悪さ)など体験すると、いかに日本が良い国かよくわかります。

反中・反韓を煽る人たちは、

おそらく中国や韓国、外国で暮らしたことがなく、

日本の本当の良さも理解できていない、自分や自国に自信がないのだと思います。

敦煌は日中友好のシンボル

いつかシルクロードを旅してみたいです。

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第8章 変貌した中国、豊富な財源とスピード感

田邉敏憲 氏 (元尚美学園大学学長・エアロディベロップジャパン株式会社社長)

元日銀長崎支店長、富士通総研で日中経済知識交流会メンバーだった田邉さん。

223ページ

224ページ

私の名前と益尾さんの本が紹介されています。

『中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係』益尾知佐子=著(中央公論新社)

https://www.chuko.co.jp/shinsho/portal/114077.html

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日本は米軍の傘の下。

農薬を押し付けられ、ワクチンも垂れ流し。

下放の経験。

文革の時代を生き抜くにはとんでもない労力を払った。

大激動の歴史。

中国はトラストがない。

いつ人に裏切られるかわからない。

 

日本は信用している人から裏切られることは少ない。

フィンランド。

マルチジョブとマルチタスク。

独ソの緊張から一騎当千を目指した。

結果、複数の仕事を持つ人たちの国となった。

私にとって日中関係は、

国と国ではなく、人と人。

ときに和合し、

ときに葛藤し、

情理を尽くして、

共生していこうと思います。

カレッジ成果発表「日中関係と活法合気道の精神」

土屋さんの成果発表。

衣服、稲作、建築

漢字、仏教、儒学

漢詩、漢籍、論語、三国志、水滸伝

日清戦争

日中戦争

合気道の開祖

植芝盛平は勝ち負けの競いを否定

自然宇宙と和合し、心身統一する

 

塩田剛三

最強の技とは

自分を殺しにくる人間と友だちになること

太気拳の創始者、

澤井健一は日中戦争の最中に

王薌齋から意拳(大成拳)の指導を受けました。

本書37ページに登場する張蓉さんは、

国際意拳会役員・大成学院の院長さん。

現在、日本で意拳を指導しているのは、国際意拳会の館長 孫立氏です。

http://www.iken-kai.com/profile/profile.html

敗戦後、

帰国した澤井健一は

極真会館の大山倍達と親交をもち、

極真空手に大きな影響を与えたそうです。

アジアは一つ。

喧嘩しないで、仲良くしましょう。

銀座で土屋さんの出版記念セミナーがあります。

申し込み多数ですが、あと少し空きがあるそうです。

出版記念セミナー「発展する中国との向き合い方 日中関係は対立、それとも共助か?」

講師 土屋雄二郎 氏

日時 5月28日(日)13時30分~15時30分(受付開始は13時15分)
 
会場 土屋グループ 銀座ショールーム
 
住所 中央区銀座3丁目8-10 銀座朝日ビル3F
 
参加費 3,000円(本代・税込み) ※オンラインも同様
 
募集人員 15名様
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書籍持参 1,000円

書籍なし 3,000円

お申し込みは、今すぐこちらから。

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https://www.hometopia.jp/event/ginza_828/

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