榎本澄雄です。
明けましておめでとうございます!
1月1日、月曜日。
今日は、元旦です。
2024年が始まりました!
2024年は、他力本願。
自分が自分の親になり、誰かが自分の親になる。
2023年はいかがお過ごしでしたか?
私の年始はこうでした。
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今日は、
私が年末に体験した不思議なエピソード
概念的な「家族、親、自立、共同生活」について話します。
2023年は
縁あっていくつかの映画と
お芝居を観ることができました。
以前、
物語を創作する人から聞いた話。
ひとつの物語を作ると、
それをただ作っただけで、
たとえ公開されなかったとしても、
その物語によって、作者の人生が変化する。
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私は2本の映画を観て、
ただ感想をkibi logに書いただけ…
だったのですが、年末に不思議な体験をしました。
友人からメッセージをもらい、
プロジェクトを支援することにしました。
【緊急案内】「あそび大学」設立まで、残された時間はあと5時間15分
年末年始、「本気で遊べない」墨田区の子ども自殺を防ぎたいあなたは、2,000円からふるさと納税できます。
毎年
クリスマスから年末年始は、
寄付や社会貢献にとても適した時期です。
毎年
クリスマスから年末年始は、
自殺企図や希死念慮が高まる時期でもあります。
私もこの年末は
友人、知人経由で
自殺企図や希死念慮の相談を聞いています。
年末に、
生きづらい若者を支援している方から連絡がありました。
ホームレスの若者がいる
死にたいと言っているので、何とか助けたい
警察の一般的な取り扱いのほか、
私が知る限りのことを以下のようにお答えしました。
エピソードを聞く限り、
その若者は自分で考えて、
自分で行動したい人のように思えました。
人の優しさに触れたかったのではないかと思いました。
先のことを案ずるよりも、
いま悔いなく過ごせるように、
ただ一緒にいる時間、一緒にご飯を食べたり、
同じ空間で、同じ空気を吸っていることに大きな意味がある気がしました。
『元刑事が見た発達障害』
で書いたのですが、五感の中でも、
触覚、味覚、嗅覚を共有すると、深い信頼関係が築きやすいそうです。
人間の五感は「オンライン」だけで相手を信頼しないようにできている
──霊長類の第一人者・山極京大総長にチームの起源について聞いてみた
支障なければ、
握手したり、ハグしたり、
髪をとかしてあげたり、髪を結ってあげるのも良いと思います。
家族のような慈しみが
どんな状態になっても、
その人を安心させてあげられるように思います。
年末まで
理想の親を確認するために、
わざわざ支援者さんに会いに来た。
年始に
実の親に会って、
自分でジャッジしたいのだと思います。
何とか、
自分の力で乗り越えたいと思っている印象を受けました。
自傷・他害・パニックにならないで、
支援者さんのことを思い出して、自分や他人を頼って欲しい。
可能であれば
「いつでも戻って来なさい」
とメッセージを送ってあげてください。
応援したいですね。
無事を祈って、新しい年を迎えましょう。
この話をしていて思い出したのが…
私の知り合いの
発達障害関係の人たちは、
グループホームに入ったり、
精神病院に自主入院してる人もいます。
自傷・他害・パニックがないので、
入院中も平穏に過ごせているそうで、
グループホームと変わらない生活ぶりのようです。
外出、外泊もしています。
グループホームや入院の話を聞いた時、
特別な治療はまったく必要ではなくて、
本当に必要なのは「寮生活」、「共同生活」なんだと思いました。
私は大学生の時に県人寮で暮らしたり、
北京大学留学中に留学生寮で暮らしたり、
警察官になって警察学校や独身寮で暮らしていました。
だから、
共同生活の良いところも
面倒なところも両方、わかっているつもりです。
私の社会性は、
家族ではない「他者との共同生活」で嫌でも磨かれて来たのです。
今の普通の人たち
特に発達障害関係の人たちは、
共同生活の「経験」が少ないんだと思います。
それが、
人間関係で苦労している背景なのかと思いました。
だから、
共同生活で不足している経験を積めば、
今度は共同生活を通過して、自立生活へ移行できるのかもしれません。
ところが、
一人暮らしを望んでいても、
恋人が欲しいとか、いつか結婚したいとか、
子どもが欲しいとか、人と人との接触や体温を望むようになります。
シェアハウスもそうですよね。
子どもも大人も、
もっと共同生活で、
共に暮らせるような社会が必要なのかもしれないです。
たぶん、
これから20年くらい掛けて、
「家族」の概念も変わって来ると思います。
色んなことを考えさせられた年末だったのでした。
「自立って何だろう?」
「自立しない生き方って何だろう?」
「社会にいる以上、自立ってあり得ないのでは?」
もう一つ思い出したのが映画です。
年末の体験から考えると、
映画「ふたりごっこ」は、
児童虐待を受けて来た子ども、
児童虐待を受けて来て大人になったサバイバー、
子どもとサバイバーの支援者が共感できるように思えて来ました。
映画「過去負う者」と
テーマが重なって来るように思えました。
「ふたりごっこ」を観た当時、
どちらかと言うと大人の「あかり」に焦点が当たっていたので、
私には子どもの「エミコ」の視点があまり見えて来ていなくて、
一体どんな人がこの映画を観るべきなのか、まだピンと来ていませんでした。
「エミコ」の回復過程が、
実は「あかり」の回復過程と重なっていた…
というのが、支援者の観客を惹きつける気がしました。
私が年末に相談を受けた支援者さんは、
「ふたりごっこ」の観客層にぴったり合うと思いました。
支援者さんに
こんなメールを送りました。
映画「ふたりごっこ」
この映画、良かったです。
お話を聞いていて、
何だか引っかかることがあったのですが、
この映画のストーリーを思い起こしたのでした。
映画に出てくるエミコという女性は、
幼い時に母親から虐待を受けていて、
主人公あかりの家を訪れ、共同生活します。
物語の設定や最後の展開まで
シンクロニシティかと思いました。
(ネタバレになるので言わないでおきます。)
横浜の上映が終わったばかりですが、
また都内で公開されることもあると思います。
あらすじは、
私のkibi logをご覧ください。
主演の久保寺さんが私の同級生なので、
都内の上映が決まったらまたkibi logなどでお知らせします。
支援者さんからは
こんな返信をもらいました。
榎本さん
この映画、観たいです!
東京での上映が決まったら必ず観に行きます。
泣けると思います。
みんなで助け合う、村でもつくりたいです。
久保寺さん
次回作は村を作って、
村長さんになるような映画はいかがでしょうか?
検証 48歳女性の足跡
12/28(木)まで 映画「ふたりごっこ」
追記…
ずっと観たかった番組をいま観てます。
私も2022年の2月末まではアルコール依存でした。
依存症と「家族、親、自立、共同生活」の関係が理解できました。
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プロフェッショナル 仕事の流儀
「自分を変えることは無限~依存症回復支援・栗原豊~」
アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症からの回復を支援する“最後の砦”と呼ばれる男、栗原豊78歳。全国最大規模の支援施設の代表として他の施設や病院で断られた人も含めおよそ300人を受け入れ、さまざまな回復プログラムを行い社会復帰させている。実は栗原自身も60歳まで酒や薬物に溺れた依存症の当事者。その経験から独自の支援策を構築し依存症で苦しむ多くの人たちにとことん寄り添ってきた。密着3か月の記録。
🌳kibi🦉 自己表現は、自己治療
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