• 3 身体知・非言語・情動 13冊

    ※選書リストのすぐ下に詳しい情報と「引用」があります。

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    1『話術』徳川夢声=著

    2『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』黒川伊保子=著

    3『もっとしなやかに生きるための 東洋体育の本』津村喬=著

    4『体癖』野口晴哉=著

    5『整体入門』野口晴哉=著

    6『頭を良くしたければ体を鍛えなさい』陳冲+望月泰博=著

    7『ミラーニューロンの発見』マルコ・イアコボーニ=著

    8『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン=著

    9『観察力を磨く 名画読解』エイミー・E・ハーマン=著

    10『顔は口ほどに嘘をつく』ポール・エクマン=著

    11『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』ジョー・ナヴァロ+マーヴィン・カーリンズ=著

    12『FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学』ジョー・ナヴァロ+トニ・シアラ・ポインター=著

    13『FBI捜査官が教える「しぐさ」の実践解読辞典407』ジョー・ナヴァロ=著

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    1『話術』

    徳川夢声=著

    (新潮社)

     

    「"話術"とは、"マ術"なり。"マ"とは動きて破れざるバランスなり」

     

    「この文句の中で私が一番関心するのは、"波瀾層々、起伏定まらず"の二句であります」

     

    「単調は退屈の母」

     

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    2『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』

    黒川伊保子=著
    (新潮社)

     

    「名前は呪である」

     

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    3『もっとしなやかに生きるための 東洋体育の本』

    津村喬=著

    (JICC出版局)

    別冊宝島35号

     

    「愛することは触ること」

     

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    4『体癖』

    野口晴哉=著

    (筑摩書房)

     

    「体を丈夫にするにはいかにすべきか」

     

    「体が丈夫ならば、食べて旨く、働いて快く、眠って愉しい。空の蒼く晴れていることも美しいし、太陽の輝くことも心を明るくする。花咲き、鳥歌うも欣びである」

     

    「作られた楽しさを追い求め、汲々として苦しんでいる如きは、生くることそのものが欣びであることを体で感じられないからである。苦しんで鍛えて丈夫になれるつもりの人もいるが、それは違う」

     

    「何もしなくても健康であり丈夫であるように人間はできている。楽しく快く生きることこそ人間の丈夫になる自然の道である」

     

    「守られ庇われ、やりたいことをやれず、言いたいことを言えず、動きたいのに動かないで暮らしていることは決して健康への道ではない」

     

    「健康に至るにはどうしたらよいか。簡単である。全力を出しきって行動し、ぐっすり眠ることである。自発的に動かねば全力は出しきれない」

     

    「体を丈夫にするために食物を言い、住居を言い、衣服を言う人もあるが、何よりまず動くことである。自分で動くことである。他人をいろいろと動かして自分が丈夫になるつもりの人もいるが、自分の糞は自分で気張らなければ出ない」

     

    「このことは原始以来変わらぬことであり、時代がどう変わっても自分から動かなくては健康にはなれない。溌剌と動いた者にのみ深い眠りがある。体を丈夫にすることはやはり自然の構造に従って生活するより他に道はない」

     

    「その性能向上のもとは、出口まで来た電力をもう一度入口に戻すと歪みが少なくなるということを利用して、十数回入口へフィードバックさせるネガティヴ・フィードバックという技術によるものである。ふり出しに戻ってもう一度再スタートすれば歪みがとれることはアンプリファイヤーのみではない。健康における自然ということを忘れていた人間の生活も、この辺でフィードバックする必要があろう」

     

    「この問題は今後解明されると思うが、一日の波、週の波は食、月または年の波は性に関連あることは確かである」

     

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    5『整体入門』

    野口晴哉=著

    (筑摩書房)

     

    「"気"は心ではない」

     

    「"気"は物質以前の存在」

     

    「心で気の集散を自由に行う」

     

    「生きものなら気は感応する」

     

    「相手が感じやすい時に愉気する」

     

    「けれども生きものに愉気した場合には変化を起こすことは知っております。人の体でも運動系の敏感な人は速く動きます。感じる、感じないよりは、相手が感じやすい時に愉気すると一番よく感じる。それは相手の体に異常のある時、苦しんでいる時、生きるか死ぬかというような境目の時、そういう時に愉気するとみなよく感じます」

     

    「感応と体の変化」

     

    「活元運動」

     

    「人間の意識しない運動」

     

    「こういう意識しない運動は、錐体路という意識運動の系路を抜きにして体を運動させる、つまり"錐体外路系運動"なのです」

     

    「こうやれば大丈夫になる、というようなことを考える前に、いろいろな悪条件の中で丈夫に暮らせるのはどういう理由だろうか、を考えてみたい」

     

    「そこで自然に泣く、怒る」

     

    「食べたいという欲求が起こるのも意識ではない」

     

    「天心で行なうということ」

     

    「活元運動も相互運動も、行なう時に一番大切なことは、やり方ではありません。"天心"であること、--これが根本です。天心で欲のない、相手に何ら求めることもなく、恩を着せようとせず、ただ自然の動きに動く、そういう心の状態でやらなくてはならない」

     

    「"苦しそうだ、親切にしてあげよう"などと思うことさえ、余分で邪魔になるのです。だから私の道場では、受ける人からも、やる人からも指導料をいただいています。受けるとか、やるとかの区別なく、同じ立場でなければいけないからです」

     

    「だから浮かんでは消える雑念のまま、手を当てていれば動き出してくるし、動き出せばひとりでに雑念がなくなって、統一状態になります」

     

    「気を集めて心を一つにすることができれば、愉気はできます」

     

    「外路系運動の鈍い人はもろい」

     

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    6『頭を良くしたければ体を鍛えなさい』

    陳冲+望月泰博=著

    (中央公論新社)

    脳がよろこぶ運動のすすめ 

     

    「脳は走って進化した」

     

    「❶何はともあれ有酸素運動」

    「❷5分だけでもかまわない」

    「❸なるべく早めの運動を」

    「❹できることなら自然のなかへ」

    「❺継続はやっぱり大事」

    「❻自分で効果を検証する」

    「❼気持ち良さを感じる」

    「❽ノリノリで身体を動かす」

     

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    7『ミラーニューロンの発見

    マルコ・イアコボーニ=著

    (早川書房)

    「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学

     

    「脳の中の鏡」

    「他人の行動を察知する」

    「他人の意図を察知する」

     

    「ミラーニューロンを言語先駆体と見なす考えには、また別の根拠もある。これらの細胞が自分の行動だけではなく、自分が見ている他者の行動もコードしていることから、ミラーニューロンは自分と他人のあいだに一種の共通コード--ひいては一種の"同格化"--を形成しているのではないかという推論である。ミラーニューロンが発見される数年前から、心理学者のアルヴィン・リーバーマンはこんなことを提唱していた。いわく、メッセージの送信と受信にはそれぞれ生成と知覚が必要なのだから、生成と知覚の二つの過程のあいだにはなんらかのつながりがあるはずで、その過程のどこかの時点で同じフォーマットをもっていなくてはならない。ミラーニューロンはまさにその共通フォーマットを提供しているように思われる」

     

    「まだ話し方を知らない幼児どうしがいっしょに遊ぶときは、たいてい模倣ごっこをする。そして模倣ごっこを熱心にやる幼児ほど、一年から二年後に、言葉を多く使うようになるのだ」

     

    「ミラーニューロン仮説から導かれる明かな戦略の一つは、模倣を治療に活用することだ」

     

    「私たちは玩具をつかんだ手がバケツに伸びる前から、そのバケツを見ている。このような、他人が物体をどこに置くかを目で"予言"できる能力は、おそらく私たちのミラーシステムから来ている」

     

    「玩具をつかんでいる手があるからこそ、ミラーニューロンは意図をコードすることができるのだ」

     

    「生後六ヶ月では、手が玩具をどこへ運ぶかを予測できない。生後一年になると、それができる。このことから、ミラーニューロンが学習によって他人の行動を予測できるようになるのは明らかだ。この能力は生まれたときには存在しない」

     

    「テオレーらはこの技法を用いてミラーニューロンの活動を測定しながら、いわゆる"ミュー(μ)律動(ミュー波)"を観察している」

     

    「社会的能力がある--友達がたくさんいて遊びの約束もたくさんある--と報告されていた子供は、模倣のあいだにミラーニューロン領域が強く活性化される子供でもあったのだ」

     

    「自閉症児の問題点は認知と"理論の組み立て"の不全ではない。感情的なつながりを失っていることが問題なのだ」

     

    「自閉症患者の決定的な機能障害は、ミラーニューロンと大脳辺縁系のあいだの島を介した神経相互作用によって支えられる、社会的ミラーリングができないことなのだ」

     

    「自閉症児に見られる模倣障害、サルのミラーニューロンの神経生理学的特性、およびUCLAの私の研究グループが行なった模倣に関する脳撮像実験をもとにして、スコットランドのチームはミラーニューロンシステムの初期の発達の失敗がやがて発達障害の連鎖を通じて自閉症にいたるという仮説を立てた。彼らの重要な主張の一つは、模倣障害がのちの"心の理論"[訳注:他者の心の動きを類推したり、他者が自分とは違う信念をもっているということを理解する機能のこと]の障害の原因となっているかもしれないというものだった。その理由は、模倣にしても心の理論にしても、自閉症児が他人の視点を自分の視点に変換することが必要とされるからであるという。もしこれが事実なら、自閉症の最も決定的な神経障害はミラーニューロンの機能不全である、と彼らは考えていた」

     

    「自閉症者が模倣に困難をきたすのは自分を他人に一体化できないからだとするピーター・ホブソンの説を思い出してもらいたい。人と人との関係を密接にさせ、感情的なつながりを可能にする切実なミラーリングこそが、自閉症患者の最も大きな欠損部分なのではないだろうか」

     

    「自閉症の被験者は対照群の子供たちほどは人の目を見ておらず、症状が重い被験者ほど物体への固視が強かった。対照的に、社会的適応度が高いほど、自閉症の被験者は観察している人の口を--目ではなく口だが--見ていることが多かった」

     

    「アミの視線捕捉装置は、定型発達児がすぐさま反射的に指をさす身ぶりを目で追って、指定された絵を特定するのを明らかにした。対照的に、自閉症児は指をさす身ぶりを目で追わず、質問の言葉が終わったあとに初めて視線を動かす。自閉症児は登場人物がどの絵のことを言っているのか、どの絵を指さしているのかまったくわかっておらず、したがって彼らの注意は絵から絵へとランダムに移動する」

     

    「そこで現在、私たちの誰もが知りたがっているのが、これらのデータや仮説がはたして自閉症患者のミラーニューロン機能を"修復"するのに有効ななんらかの治療法を生み出せるのか、ということである。私は数年前から同じ答えを言いつづけてきている。模倣にもとづいたなんらかの治療法が社会的困難を抱える自閉症患者を助けるのに非常に有効ではないかと信じているのだ」

     

    「"模倣がなんらかの治療になりうるというあなたのご意見、とてもよくわかります。私が診ているのは症状の重い患者なんですが、この人たちとはどうやっても通じあえないのではないかと、ときどき本気でそう思うことがあります。ですが、なにをやっても失敗したとき、私には最後の戦略があります。それはたいてい、とてもうまくいくんです。私の患者のほとんどは、反復的な、定型化した動きをします。どうしても通じあえなくて、もうどうしたらいいかわからなくなると、私はその定型化した動きを真似するんです。するとほとんど即座に私を見るので、そこでようやく私たちのあいだに相互作用が生まれ、私は患者の治療が始められるわけです"」

     

    「彼は病院の一室にいて、一人きりだが、玩具などの遊ぶものはたくさんある。いや、正確には、すべてのものが二つずつ揃えてある。そこに別の子供が入ってくる」

     

    「一見すると自然発生的な楽しい相互作用の中で、セラピストが子供の身ぶりや発声や玩具を扱う行動などを模倣しはじめる。その後、今度は自分の行動を模倣するよう子供に誘いかける」

     

    「ここが大切なところだ。言語やごっこ遊びなど、その他の社会コミュニケーション的行動も確実に向上を示すのである。インガーソルの設計した手法は親にも教えることができるので、親はそれを自宅で活用し、子供との自然発生的な相互作用の中で実践することができる」

     

    「これらの手法は特別なテクノロジーを必要としないし、人に教えるのも簡単だ。うまくいけば自閉症児をもつ親のコミュニティに急速に広まって、大勢の自閉症児に適用されるようになるだろう。ミラーニューロンと模倣との関係に気づいたことは、それらの子供たちにとって、人生を変えるような利益を約束することになるのかもしれない」

     

    「薬物常習の治療における大きな問題の一つは再発である。喫煙、飲酒、薬物摂取のどの常習行為においても、一定期間それを断ったあとの再発率は三〇パーセントから七〇パーセントにものぼることが各種の研究で報告されている」

     

    「現在、UCLAの私の研究室は、薬物常習に関する神経生物学の権威として世界的に知られるイーディス・ロンドン、同じくその専門家であるジョン・モンテロッソと協力して、一時的に習慣を断つことに成功した元喫煙者の再発の原因がミラーニューロンにあるかもしれないという仮説を探っている」

     

    「まず、元喫煙者が他人の喫煙している姿を見ると、ミラーニューロンが自動的に活性化される。これまで繰り返し見てきたとおり、他人の行動に対して一種の脳内模倣を促すのがミラーニューロンの役割であるからだ」

     

    「したがってミラーニューロンが活性化されると、今度はそれが、タバコに火をつけて口に運ぶのに必要な運動計画の一連の要素を活性化させる」

     

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    8『スマホ脳

    アンデシュ・ハンセン=著

    (新潮社)

     

     

    「スマホは私たちの最新のドラッグである」

     

    「ドーパミンの役割」

     

    「脳内の伝達物質をひとつ選んで本を書くなら、ドーパミンをお勧めする。どうしてスマホがこれほど魅惑的な存在になったのか、その理由を知りたい場合にも悪くないテーマだ。ドーパミンはよく報酬物質だと呼ばれるが、実はそれだけではない」

     

    「ドーパミンが、満足感を与えるというより行動を促すのなら、満足感はどこから来るのだろうか。それには体内の"モルヒネ"であるエンドルフィンが大きな役割を果たしているようだ。ドーパミンは目の前にある美味しいものを食べるよう仕向けてくるが、それを美味しいと感じさせるのはエンドルフィンだ」

     

    「脳は常に新しいもの好き」

     

    「"かもしれない"が大好きな脳」

     

    「"もしかしたら"がスマホを欲せさせる」

     

    「報酬中枢を煽るSNS」

     

    「シリコンバレーは罪悪感でいっぱい」

     

    「IT企業トップは子供にスマホを与えない」

     

    「デジタルのメリーゴーラウンドにぐるぐる回されてしまうのは簡単だ」

     

    「なぜ前頭葉は最後に成熟するのか」

     

    「脳は後ろから前に向かって成長していく」

     

    「前頭葉は社会的な協調にも重要で、人間のそれは非常に複雑だ。訓練し、経験を重ねるのに何十年もかかる。そう考えると、長期の訓練が必要な部分が最後に成熟するのもわかる。つまり前頭葉は、遺伝子よりも環境に影響を受けると考えられている」

     

    「研究者によっては、その訓練がデジタルライフに脅かされると考えている」

     

    「多くの人にはさほど問題にはならないかもしれないが、もともと他人の考えや感情、意図を分析するのが苦手な人の場合、訓練不足の影響が出るかもしれない。例えば、自閉症と診断されている人たちなどは」

     

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  • 3 身体知・非言語・情動 13冊

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    9『観察力を磨く 名画読解』

    エイミー・E・ハーマン=著

    (早川書房)

     

    「講師は、医学や犯罪学やひいては人生一般において、研ぎすまされた観察力に勝るものはないと言った。タトゥー、訛り、痣、傷、服装、靴の裏についた土の色など、他人が気に留めないどんな小さな事実も見逃さなかった。"相手の顔を見れば、出身地がわかる。手を見れば何をして生計を立てているかがわかるし、ほかにも歩き方や礼儀作法、懐中時計の鎖についた飾りや、服についた毛玉から、さまざまなことがわかる"講師のずば抜けた観察力や、立板に水を流すような話し方から、シャーロック・ホームズを連想した読者がいるとしたら、それもそのはず。この男こそ、かの名探偵のモデルになった人物なのだ」

     

    「物理的視点」

    「現地へ行って、見る」

    「五感を使う」

    「他者の視点」

    「"なぜ"は捉えにくい」

    「心の視点」

     

    「ボルチモア市警は、性犯罪捜査において適切な優先順位づけをしている。"被害者の事情聴取"の手引きには、事情聴取をする場所から報告書の書き方、身元調査の必要性まですべてが網羅されており、さらに冒頭には"捜査員は何よりもまず、被害者が何を必要としているのかを見極め、被害者の不安をとりのぞくよう努めなければならない"と記されている」

     

    「フィラデルフィア市警のジョン・ダービー警部によれば、被害者を適切に扱うと犯人検挙の確率があがる」

     

    「これまでの受講生にもっとも受けがよかった方法は、リチャード・J・ホイヤーが執筆したCIAの訓練マニュアル『情報分析の心理(The Psychology of Intelligence Analysis)』で紹介されている三面アプローチだ」

     

    「私は何を知っているか」

     

    「私は何を知らないか」

     

    「存在しないものが、存在するものと同じくらい重要な意味を持つことはめずらしくない。救急医療ではこれを"関連がありそうな陰性所見"という」

     

    「アーサー・コナン・ドイルが、鋭い観察力で知られるジョセフ・ベル博士のもとで医学を学んだことを知っていれば、ドイルの代表作の主人公が、陰性所見を有力な手掛かりにしたとしても驚かないだろう」

     

    「何を知らなければならないか」

     

    「二○○八年、国際的な市場調査会社のIDCがアメリカとイギリスの四○○の企業を調査した結果、伝達ミスによる損失額は年間三七○億ドルに達していた。コミュニケーションの不具合による従業員ひとりあたりの生産性の低下は年間二万六○四一ドルにのぼるという。ブランドのイメージや評判、顧客の満足度の低下は加味していないので、実際の損失額はさらに大きいだろう。調査の対象となった企業すべてが、コミュニケーションの失敗で従業員や一般人が身体的な危険にさらされたことがあると回答し、九十九パーセントの企業が、売りあげや顧客の満足度に悪影響があったことを認めた」

     

    「コミュニケーションというアート」

     

    「二○世紀でもっとも有名かつ恐れられた演説家--ウィンストン・チャーチルとアドルフ・ヒトラーが、ともに絵を描く趣味を持っていたのは偶然ではないだろう」

     

    「アーティストが生まれつき、自分の声を世界と分かち合おうとする性質を持っていることを考えると、演説家もアーティストと考えられる」

     

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    10『顔は口ほどに嘘をつく』

    ポール・エクマン=著

    (河出書房新社)

     

    「悲しみと苦悩」

    「怒り」

    「驚きと恐怖」

    「嫌悪と軽蔑」

    「楽しい感情」

     

    「感情は生きる意欲にも打ち勝つのだ!」

     

    「湧き上がった感情はあっというまにわたしたちの心をとらえ、次にとる行動を指示する」

     

    「感情は、重要な出来事が起こったとき、どうすべきか考えなくても、それに備させてくれる」

     

    「以上が感情を呼び覚ます九つの道である。もっともありふれているのは、自動評価機構の働きを通してである。第二の道は内省的な評価をした後に、自動評価機構を作動させること。過去の感情的体験の記憶が第三の道、イマジネーションが第四の道である。過去の感情的出来事について語るのが第五の道、共感が第六の道だ。何に感情的になるべきかを他人が指示するのが第七の道、社会的規範の侵犯が第八の道である。そして、最後の道は、意図的に感情を表す表情をつくること」

     

    「怒りは苦悩に対する防御や代償、そして時には癒しにさえなりうる」

     

    「亡くなった人間に怒りの感情を覚えるのはめずらしいことではないが、怒りは唯一の感情ではないし、怒りを表現したからと言って、かならずしも、悲しみや苦悩が癒されるとは限らない」

     

    「喪失体験を豊かにする」

     

    「後に述べる精神的障害であるうつ病に対処するために、薬を用いることについては、まったく異存はない。しかし、臨床的にみてうつ病でない場合、誰もが人生において体験する通常の喪失がもたらす悲しみや苦悩を感じないために、薬を摂取することが、果たして本人のためになるかどうかは疑わしい」

     

    「悲しみや苦悩は喪失を癒す助けになるかもしれない。そのような感情がなければ、喪失による苦しみはもっと長引く可能性がある」

     

    「薬をたくさん摂取すれば、その人は苦しんでいるように見えないだろう。そのことが不利益をもたらすこともありうる。顔や声に現れる悲しみや苦悩は他人を助けたいという気持ちにさせる。社会的なサポートや、友人や家族による世話は、癒しを促進する。悲しみや苦悩を見せないようにするために、薬を飲む人は、周囲に人からそうした思いやりのある援助がえられないかもしれない」

     

    「悲しみや苦悩の表現がもつもう一つの働きは、喪失体験を豊かにすることである。悲しみや苦悩を存分に味わうと、泣くことや苦しみに顔をゆがめることがどんな感じかを鮮明に意識できるようになる。もし薬によって絶望感を鎮めてしまったら、悲しみを十分に感じられないだろう」

     

    「悲しみのもう一つの働きは、心を立て直し、エネルギーの確保を可能にすることである。もっとも悲しみと苦悩が交互に訪れると、心が散漫になり、エネルギーを確保するのはむずかしい」

     

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    10『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』

    ジョー・ナヴァロ+マーヴィン・カーリンズ=著

    (河出書房新社)

     

    「マクファーデン刑事の詳細にわたる観察が、米国の警察官なら誰でも知っている画期的な連邦最高裁判所判決の根拠となった。一九六八年のこの判決以来、誰かが悪事を働こうとしているように見受けられる行動をしていれば、警察官は令状がなくても呼び止め、ボディーチェックできるようになった」

     

    「ノンバーバル行動を学ぶ一番の理由のひとつは、相手の行動から自分を肉体的に傷つけようとしている気持ちを読み、衝突を避ける時間を作ることにある」

     

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    12『FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学』

    ジョー・ナヴァロ+トニ・シアラ・ポインター=著

    (河出書房新社)

     

    「パワーポイントのプレゼンテーションに選ぶ色、ウェブサイトの速度や体裁、(公式または非公式の)会社の服装規定や"カジュアル・フライデー"の有無、襟章をつけているかどうか、机の上が整理されているか乱雑か、毎朝職場に着く時間--これらノンバーバルのすべてが四六時中、自分のことを、また自分の仕事のことを、周囲に発信し続けている」

     

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    13『FBI捜査官が教える「しぐさ」の実践解読辞典407』

    ジョー・ナヴァロ=著 

    (河出書房新社)

     

    「私たちの体はリアルタイムで、しかもとても正確に、心の中の不安を周囲に見せている。のちに私は、こうした<快適さの指標>となる行動の多くは、正確には私たちの頭の中の哺乳類脳とされる情動領域(辺縁系と呼ばれることが多い)から生まれていることを学んでいく」

     

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